経営支援
組み合わせ事例1:退職者増加への対策と借入金返済促進のサポート
【組み合わせ】
①事業承継支援
②売上アップ
⑥組織力強化
上記組み合わせのご支援をさせていただいた解決事例です。中堅社員の退職が続いていた企業様のケースで「利益が少なく借入金返済が思うように進まない」とのご相談をいただきました。収益性・生産性・効率性の向上を通じて、借入金返済のお手伝いに成功しています。
CASE STUDY 実際の事例
事業承継により社長に就任されたI様より、「承継後、中堅社員の退職が続いている。また、多額の借入金が残っているが、利益が少ないため返済が思うように進んでいない」とのご相談をいただきました。
SOLUTION 当事務所による解決
以下にご紹介する3つのステップを実施し、収益性・生産性・効率性を改善。また、社員の不安を取り除きモチベーション向上を図ったことで、相次ぐ中途退職の防止に成功しました。各数値の前年比は、売上高118%、一人当たりの売上高107%、営業利益率161%、経常利益率156%、借入金返済額の推移40%減を記録しています。すでに辞職した社員からも連絡がくるほど、めざましい改善をみせました。
STEP
経営改善の
具体的な流れ
-
従業員との面談
若手からベテランまで社員の皆様それぞれと面談を行い、退職原因の究明を行いました。従業員共通の懸念は「承継後、これからの会社の行方がわからず不安」ということ。若手からは「ベテラン社員から十分な指導をしてもらえず、どのように仕事を進めていいかわからない」、ベテラン社員からは「仕事が忙し過ぎて新人に教えている余裕がない」、管理職からは「部署内・部署間のコミュニケーションが悪く困っている」といった声を拾うことができました。 -
課題整理
経営状況の分析と社員へのヒアリングにより、①生産性の低迷(若手社員が十分な戦力になっておらず、一人当たりの売上高が低い。対売上高の人件費がかさんでいるが、ベテラン社員が指導できる時間が少ない)と②効率性の低迷(組織力・コミュニケーションの低下から報連相がうまくいっていない)が明確になりました。この2点によって収益性が下がり、借入金返済にも影響していたのです。また会社のビジョンが不明瞭になっており、不安を抱えた社員の退職にもつながっていました。 -
具体的な支援アクション
ベテラン社員から若手社員へのノウハウ提供を促進しました。教える側にとっても大きなメリットがあることを浸透し、対面指導を推進。あわせて全体への「報連相研修」を行い、社内コミュニケーションを活発化しました。
また、ターゲット顧客を明確化して事業企画・営業推進に反映。策定をサポートした中期経営計画については、全社員へのプレゼンテーションを実施しました。会社のあるべき姿と達成のための課題を“見える化”したことで、従業員のモチベーションアップおよび退職予防を実現しています。